fc2ブログ

ブラジルの産地情報

ブラジルコーヒーの産地情報
ブラジル国旗




・基本データ
国名 :ブラジル連邦共和国
面積 :851.2万平方キロメートル(日本の22.5倍)
人口 :約2億930万人(2017年)
民族 :欧州系(約48%)、アフリカ系(約8%)、東洋系(約1.1%)、混血(約43%)、先住民(約0.4%)(2010年)
首都 :ブラジリア
言語 :ポルトガル語
宗教 :カトリック約65%、プロテスタント約22%、無宗教8%(2010年)
GDP :2兆560億米ドル(2017年)
主要産業 :製造業、鉱業(鉄鉱石他)、農牧業(砂糖、オレンジ、コーヒー、大豆他)
通貨 :レアル
独立した年 :1822年ポルトガルから独立

 アンデス山脈の東麓に位置するブラジルは南米大陸最大の面積を誇ります。1500年にポルトガル人のペドロ・アルヴァレス・カブラルが漂着・「発見」した当時は、同時期にアンデス山脈を挟んで西側に高度な文明を築いていたインカ帝国とは対照的に、少数の先住民族が暮らすだけの土地でした。カブラルはこの地を「ヴェラ・クルス(真の十字架)島」と命名しポルトガルの植民地支配が始まり、16世紀からは国名も赤い染料の原料となる「パウ・ブラジル」という樹木に由来する「ブラジル」と呼ばれるようになりました。

 植民地時代はフランスやオランダの侵入をはねのけながら、16世紀のパウ・ブラジの輸出とサトウキビプランテーション、17世紀末から18世紀にかけてのゴールドラッシュやダイヤモンドの発見と幾たびの経済バブルを経験し、19世紀からはコーヒー栽培が盛んになりました。かつては、プランテーションでの労働力とするために先住民狩りがおこなわれ、当時ポルトガル領であったアフリカのアンゴラから多くの黒人奴隷が運ばれたという黒い歴史もかかえています。他のラテンアメリカ諸国に比べてプランテーション経済への依存が大きいこともあり、奴隷解放が実現したのは西半球で最も遅い独立後の1888年のことです。

 1822年に独立をして以降は政治体制を、帝政、共和制(1889年)、軍事独裁政権(1964年)と変遷し、1985年からは再び文民政権が復活しています。19世紀中頃から南東部のリオデジャネイロやサンパウロでもコーヒーの栽培が盛んになり、1888年の奴隷制廃止以降は不足となった労働力を補うためにヨーロッパや中東、アジアからの移民を導入します。日本人も1908年に笠戸丸で第一回の移民781人(158家族)が海をわって以降、太平洋戦争による中断期を除いて移民事業を終了する1993年まで(移民船の出港は1973年が最後)の間におよそ30万人もの日本人がブラジルに移住したとされています。その結果、ブラジルで暮らす日系人は5世、6世の世代にまで広がり、その数は約150万人にものぼります。また、移民事業の背景と、ブラジルコーヒーと日本のコーヒー文化の関係についてはこちらの記事に書いています。⇒日本のカフェ文化を開花させたブラジル産コーヒー

 現代の主要産業にはコーヒーにくわえ、サトウキビ、オレンジがありいずれも生産、輸出量ともに世界一位となっています。また、工業も盛んで、レアアースや石油などの豊富な天然資源を背景に経済成長を続け、航空機を中心としたハイテク産業や、バイオ燃料の技術(サトウキビからエタノールを精製)で世界をリードし、2000年代以降はロシア、中国、インド、南アフリカと並び「BRICS」と呼ばれる新興国の一員になりました。

・国土
 ブラジルは南米大陸の47%を占める面積を持ち(日本の22倍に相当)、中国に次いで世界第5位の広さを誇ります。広大な国土には高い山は少なく、国内最高峰でもベネズエラ国境にあるネブリーナ山の3,014mとなっています。国土全体に起伏が多いのが特徴で、丘陵、高原がひろがっています。

 東部は大西洋に面しており、北部をアマゾン川が流れ、その流域には広大な熱帯雨林が広がっています。この地域では1970年代以降に森林の再生速度を超えるペースで大規模な焼畑農法がおこなわれており環境問題が深刻化し、近年では人工衛星を使った監視もおこなわれています。

 また、中央から南にかけては痩せた土壌のセラード(イネ科の植物や低木が生える草原)と呼ばれる乾燥したブラジル高原が広がります。この地域では1970年代から21世紀初頭にかけて日本の支援によって日本の国土の5倍もの広さにの土地が土壌改良され、このプロジェクトによって大豆の生産量が43万トン(1975年)から4,000万トン(2010年)にまで増加するなど、農業が急速に発展しました。

 南東部の大西洋岸地帯はもっとも開発が進んでおりで、リオデジャネイロやサンパウロなどの大都市があり人口が集中しています。

・気候

 南米大陸最大の面積をもつブラジルでは地域によって気候も大きく異なっており、大きく見ると北部の熱帯雨林気候、中部のサバナ気候、南部の温帯湿潤気候に分けることができます。南半球に位置するため南に行くほど冷涼な気候となり、南部地域では四季(日本とは逆になる)をはっきりと感じられるようになります。

 北部のアマゾン地域は、赤道直下にあたるため熱帯雨林気候となっており、気温は年間を通じて30℃を超え、降水量も年間2,000㎜以上になります。中央部はサバナ気候で雨季(11~3月)と乾季(5~9月)がはっきりと分かれています。そして、南部のサンタ・カタリーナ州、パラナ州、リオグランデ・ド・スル州の三州は温帯湿潤気候に属し四季があり、最南部では年間平均気温が17℃前後と低く冬には雪が降ることもあります。

・産地情報

・歴史
 およそ150年にわたりコーヒー生産量が世界一を誇ってきたブラジルですが、元々南米大陸には自生するコーヒーはなく、1727年にフランス領ギニアからブラジル北部のパラ州へと苗木が持ち込まれたことがコーヒー栽培の始まりとされています。

 19世紀初めのポルトガルの植民地時代、従来のサトウキビや金の採掘が不調になったことから、新たな収入源としてコーヒーの生産が本格的に始まりました。その中で、「ファゼンダ」と呼ばれる大規模農園が、奴隷による豊富な労働力を背景に19世紀末にかけ生産を拡大させました。

 1850年にブラジルでの奴隷制度が廃止されたのちは、ヨーロッパ系移民を雇用し労働力とするようになるものの、その後も欧米での爆発的なコーヒー人気が後押ししコーヒー生産は急増し、コーヒー栽培に適した南東部のリオデジャネイロやサンパウロなどを中心に急速に広がっていきました。その結果、ブラジルは世界最大のコーヒー生産国へと成長していったのです。

・現在のコーヒー栽培
 ブラジルは世界最大のコーヒー生産国です。2013年の統計では、世界のコーヒー生産量892万トンのうち30%以上(296万トン)も占め、2位の ベトナム(146万トン)を大きく突き放し、コーヒーの輸出量でも世界1位を誇っています。この生産量は全世界の約3分の1を占め、現在までのおよそ150年間世界一の生産量を誇ってきました。また、生産量の80パーセントはアラビカ豆で残りはロブスタ豆を生産しています。

 コーヒーの生産は南東部のサンパウロ州をはじめとして、ミナスジェライス州、パラナ州が中心ですが、過去に何度か霜の被害を受けたために生産地域はしだいに北上し、最近では、ミナスジェライス州およぴバイーア州西部に広がるセラード地帯が注目されています。

ブラジルコーヒーと日本のコーヒー文化との関わりについてはこちらへ
日本のカフェ文化を開花させたブラジル産コーヒー

・ブラジルのコーヒーレビューはこちらから
ブラジル シャッカラ・コロニア・アグリコラ農園(The Coffee Market)
ブラジル サンペドロ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
ブラジル パッセイオ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
ブラジル ダテーラ フル ブルーム(珈琲問屋)


【ス-パーセール限定ポイント3倍!】踊る!ブラジル 私たちの知らなかった本当の姿/田中克佳【後払いOK】【1000円以上送料無料】

価格:1,620円
(2015/12/06 09:26時点 )





最後までご覧いただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります!!
   ↓↓
にほんブログ村 グルメブログ コーヒーへ
にほんブログ村





2021/10/19(火) | 産地情報 | トラックバック(-) | コメント(0)

日本のカフェ文化を開花させたブラジル産コーヒー


日本のコーヒー文化を開花させたブラジル産コーヒー

・ブラジル移民事業の舞台裏
 
 18世紀にフランス領ギニアからもたらされ栽培が始まったブラジルたコーヒーは、19世に入ると南部のサンパウロ州やミナスジェライス州にまで拡がり、奴隷を労働力とした大規模なプランテーションが多数建設され、生産量は世界の8割を占めるまでに増加していました。1888年に奴隷制が廃止されると奴隷に代わる新たな労働力としてイタリアを中心としたヨーロッパ移民を受け入れていましたが、その劣悪な労働環境からイタリア政府は1902年に渡航を禁止し、ブラジルの生産者は新たな労働力を確保する必要にせまられていました。

  一方、同時期のの日本では、日露戦争(1904年~1905年)に辛くも勝利したものの国内経済は疲弊し不況の真っ只中にあり、失業対策として海外への移民事業が国家的プロジェクトで遂行されていました。ところが、これまで主な移民先であったアメリカやカナダ、オーストラリアで日本人排斥の風潮が高まり、移民の受け入れを制限したため、それに代わる移民先としてブラジルが有望視されるようになりました。

 そして、後の世に「ブラジル移民の父」と評される皇国植民会社社長の水野龍は1908年(明治41年)4月28日、第一回の移民船「笠戸丸」を781名の日本人を乗せて神戸港からサンパウロへ州のサントス港へ向けて出港させます。このとき海を渡った移民のうち3分の1を超える325人が沖縄県出身者で、独身者の移民は認められていなかったため見ず知らずの若者が形式上の夫婦(構成家族)として渡るケースも多かったようです。

 彼らの多くはコーヒー農園での労働に従事しましたが、もともと奴隷解放後の労働者不足を補う目的で導入されていたため、実態は先のイタリア人と同様に奴隷に等しい扱いを受けることになりました。その環境は劣悪で、寝泊まりする家屋は家具も床板のない粗末な小屋で、労働時には常に監視が付き、マラリアにかかり命を落とす人もいました。当初は数年間の契約労働者として働き、一旗揚げたのちに帰国するつもりでしたが、賃金も低く(1日90銭にも満たなかった)生活は困窮し帰国することさえできず、日系移民の間ではこの移民計画を「棄民」(日本に棄てられた民)として揶揄する声もあがりました。

 結果的に笠戸丸で移民した者のうち当初割り振られた農園に留まったのはわずか4分の1のみで、そのほかは自分で農地を開拓したり、新たに商売をはじめる者、隣のリオ・デ・ジャネイロ州や隣国のアルゼンチンへ向かう者などもいました(この定着率の悪さが農園の恒常的な労働力不足を招き、その後も日系移民を送り続ける要因ともなった)。

・水野龍が手にしたブラジルコーヒー 
 
 最初に海を渡ったブラジル移民は様々な困難を乗り越えなくてはなりませんでしたが、受け入れたブラジル側からみれば彼らが貴重な労働力であったことには違いなく、サンパウロ州政府は水野の功績を称え、1910年(明治43年)10月11日「日本に於けるブラジル珈琲宣伝に関する契約」を締結します。

 契約では、香山六郎の回想録によると「サンパウロ州政府がコーヒーを日本で宣伝するため、農務局が毎年向こう五年間コーヒー三百俵を無償で水野氏に提供するから、水野氏は東京、大阪、神戸、京都の四都市にパウリスタ式珈琲店を開設してその宣伝にあたることに契約成ったのだった」とれています。この契約は実際には期間・輸入量は修正され、契約期間も1923年(大正12年)まで延長されています。

 上述のような一見すると気前の良さそうにみえる契約を交わしたサンパウロ州政府ですが、その裏には切実な事情がありました。水野が移民船を送った20世紀初頭は、中米、アジアでも生産量が増加し、くわえて第一次世界大戦前夜のヨーロッパではコーヒーの輸入を控え得るようになっていたため、世界的に供給過剰となりコーヒーの取引価格の下落をまねいていた時期でもありました。そのような状況のなかでもブラジル政府は減産政策をとらず、生産者を保護するため1906年に価格維持政策を打ち出し余剰コーヒーを一定価格で買い取り国際価格を維持するように努め、1914年に開戦した第一次世界大戦への参加を条件にアメリカやフランスへコーヒーを売却するなどして在庫を捌くことに力を注いでいました。

 サンパウロ州が水野に無償でコーヒーを提供するに至ったのは、新たなコーヒーの輸出先を探すことが急務となるなかで、サンパウロ州政府としても日本を新たなコーヒー消費国として育て市場開拓しようという投資的な目論みが含まれていたのです。

・「カフェーパウリスタ」創業

 水野はサンパウロ州から受け取ることになったこのコーヒーを「補助珈琲」と称し、大隈重信の力添えも得て(当初は輸入の許可が下りなかった)契約に基づき1910年(明治43年)合資会社「カフェーパウリスタ」(パウリスタとは「サンパウロっ子」という意味)を設立します。そして、翌1911年(明治44年)12月12日銀座店が開店したほか、横浜、大阪、名古屋をはじめ、北は札幌、南は福岡など全国各地、海外では上海にまで展開し、最終的には23店舗、正社員200人、従業員2,000人を抱える日本初の一大コーヒーチェーンに成長させました。(1号店は1911年6月25日に開店した大阪府箕面店であるが、1年余りで閉店している)。

 ところで、日本初となる喫茶店は水野がカフェーパウリスタを設立するよりも22年前に既に東京上野に誕生していました。「可否茶館」(かひさかん)と呼ばれるその店は1888年(明治21年)に鄭永慶が、パリの文芸家が集うサロンを模して設立し、コーヒーだけではなくワインやタバコも提供し、新聞・雑誌各紙を備え、ビリヤードなどの娯楽設備やシャワー室まで併設していました。

 ところが、西洋文化にまだ馴染みのない当時の庶民には時代を先取りしすぎており、そばが八厘から一銭くらいの時代にコーヒー1杯が一銭五厘(ミルクコーヒーは二銭)と高価であったため、5年も経たないうちに閉店に追い込まれていました。

 それから20年ほど経ち、水野が「カフェーパウリスタ」を設立した明治末期には、明治維新後から国を挙げて推し進められてきた「文明開化」がようやく成熟し、庶民の間にも「西洋」というものが身近に感じられる時代が到来していました。産業の工業化によって社会に新たに労働者層が生まれ、中産階級の人口が増加し、都市の発展によって人々のライフスタイルも大きく変化していました。それとともに都市文化も芽生え、食卓には洋食が並ぶようになり、パンやケーキなどの洋菓子が口に入りやすくなったことで庶民の味覚も変化し、コーヒーの苦味も受け入れやすくなっていました。年間のコーヒー輸入量を見ても1912年(明治45年)までは100トンにも満たなかっのに対し、1913年以降は飛躍的に増加し1926年(大正13年)には10倍を超えて1,057トンとなっていることから、この時期にコーヒーが日本人に受け入れられるようになっていったことを窺わせます。

 1911年(明治44年)に開店した銀座店は、白亜の三階建ての建物で、西洋の雰囲気を醸し出す内装、海軍士官の白い制服を着た少年が給仕をおこない、コーヒーの価格は当時うどん・そばが1杯3~4銭の時代にあって1杯5銭(ドーナツ付きであったともいわれる)という庶民にも手が届く価格で提供されていました。水野は開店時に、「今日皆様に供する珈琲は日本移民の労苦がもたらした収穫物で、この一杯には、その汗の結晶が浸け込んでいる。準国産品ともいえる珈琲を普及するために、是非ご協力をいただきたい。」(出典:銀座カフェーパウリスタ オンラインショップ⇒http://www.paulista.co.jp/paulista/)と演説したといわれています。

 宣伝のために「鬼の如く黒く、恋の如く甘く、地獄の如く熱きコーヒー」※1というキャッチコピーを書いた試飲券を配り、多い日には1日4,000杯は売れたそうです。客層は学生や労働者のほか、店舗の付近に大手新聞社や外国商館が集中していたこともあり、芥川龍之介、菊池寛、永井荷風、獅子文六、藤田嗣治などの大正期を代表する文化人も数多く訪れ、文化の発信拠点となっていきました。また、当時の小説や詩などの文学作品には「カフェーパウリスタ」の店名が度々登場しています。
※1.「鬼の如く黒く、恋の如く甘く、地獄の如く熱きコーヒー」・・・・・・フランスの貴族で政治家、美食家でもあるタレーラン(シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール)の『カフェ、それは悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い』から引用したもの。

・コーヒー文化が花開いた銀座

 時代が明治から大正へと移ろうころ、文明開化を最も象徴していた街は銀座でした。銀座は1872年(明治5年)の火災(銀座大火)の後、街を不燃都市とすべく西洋風の煉瓦造りの建築が立ち並べられました(銀座煉瓦街)。煉瓦街では道幅を広くとり、街路樹を植えて歩道と車道を分離し、ガス灯で夜の街を灯しました。建物にはアーケードが設置され、輸入品店、洋食店、パン屋、洋服店、勧工場(百貨店の先駆け)など最先端の品々が揃うようになりました。地理的にも新橋駅※2前という好立地もあって、外国人をはじめ多くの人が訪れ、江戸期の日本橋をしのぐ日本一の繁華街に生まれ変わりました。また、アーケードの列柱にガラスをはめ込んでショーウインドウを作ったり、土足で入店するスタイル(松坂屋銀座店1924年(大正13年開店))も銀座からはじまったものです。
※2.新橋駅・・・・・・1872年10月14日(明治5年9月12日)日本初の鉄道が横浜ー新橋間に開業。1914年に東京駅が開業するまでは東京の玄関口となった。

 やがて街には大手新聞社や出版社も集まり、文化・情報の発信拠点の役割も担うようになっていました。1911年(明治44年)には「カフェーパウリスタ」のほかにも「カフェー・プランタン」や「カフェー・ライオン」といった大正期を代表する喫茶店が相次いで開店し、これらのカフェは新聞記者、買い物客、あるいは文化人など多様な人々の憩いの場であるとともに交流の場ともなりました。銀座はいわば日本におけるコーヒー文化の発祥の地ともいえるのではないでしょうか。

・カフェーパウリスタのその後
  
 明治の終わりに誕生し、大正、昭和と三つの時代のコーヒー文化を牽引したカフェーパウリスタですが、当時の銀座店は残念ながら1923年(大正12年)関東大震災によって銀座の街とともに倒壊し、ほどなくしてサンパウロ州とのコーヒーの無償供与の契約も期限が切れたこともあり店舗経営からは撤退してしまいます。

 その後は、規模を縮小し焙煎卸業を専門に営み、太平洋戦争中には当局の指示により社名を日東珈琲株式会社に変更しましたが、1969年(昭和44年)には子会社として株式会社カフェーパウリスタを設立。翌年から銀座8丁目に再び銀座店をオープンし、1978年には日本滞在中のジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻も通うなど、現在でも往時を偲ばせるたたずまいで営業を続けています。

産地情報はこちらから
ブラジルの産地情報

広告

【新品】【本】日本で最初の喫茶店「ブラジル移民の父」がはじめた カフエーパウリスタ物語 長谷川泰三/著




パウリスタ ドリップフィルターコーヒー・ドーナツ棒セット




HARIO (ハリオ) V60 コーヒーサーバー 700ml VCS-02B




HARIO(ハリオ) V60ドリップケトル ヘアラインシルバー 実用800ml ガス・IH対応 日本製 VKB-120HSV

最後までご覧いただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります!!
   ↓↓
にほんブログ村 グルメブログ コーヒーへ
にほんブログ村

2019/06/08(土) | ブラジル | トラックバック(-) | コメント(0)

ブラジル/ティジュコ

ブラジル/ティジュコ
【楽天】自家焙煎 珈琲工房ひぐち
ブラジル/ティジュコ(珈琲工房ひぐち) ブラジル/ティジュコ(珈琲工房ひぐち) (2)

自己評価
 苦味
★★★☆☆
 酸味
★☆☆☆☆
 コク
★★★★☆
 甘味 
★★★★★
 香り
★★★★☆
(コーヒーの味はお使いの器具や抽出方法で変化することがあります。また味覚には個人差があります。)

テイスト 
 今回取り上げるのはブラジル産ティジュコ農園(自家焙煎 珈琲工房ひぐちの「特薦コーヒーセット」2017年9月分より)です。
品種はカトゥアイ、焙煎はフルシティロースト、カップ オブ エクセレンス2016を受賞した豆になります。

 豆を挽いたときの香は、ウエハースのような芳ばしさとチョコレートのような濃厚な甘い香が漂いました。

 テイストの印象としては、とても濃厚で口当たりの滑らかなコーヒーでした。 注出する温度でも風味は変わり、高め(90℃)では芳ばしさやカカオ感が感じられ、注出温度を下げるにつれキャラメル(88℃)、チョコレート(86℃)へと、より濃厚で甘みのある風味へと表情を変えていきました。また、それにつれて後味もキレのある味わいから、余韻の残るコーヒーへと変わります。

 注出温度の違いでこれだけ風味が変わるということをあらためて実感させられたコーヒーでした。

余談
 当初、中挽きで試したところ、藁や日干し煉瓦のような土っぽさを感じました。土っぽいとは言っても、重たい泥のような感じではなく、もっと軽やかで乾いたイメージです。 ただ、風味が弱く、物足りない印象であったため、今回は中細挽きでのレビューをしています。

注出メモ(マイベスト):
中細挽き メリタ 86℃ 360ml

豆について
ブラジル/ティジュコ
(自家焙煎 珈琲工房ひぐちの「特薦コーヒーセット」2017年9月分より)

・豆のプロフィール
生産国:
 ブラジル
ブラジルの産地情報

エリア:
 バイーア州ピアタン

農園名:
 ティジュコ農園
生産者:
 ゾラ・オリビエラ
標高:
 1,280m~1,315m
品種:
 カトゥアイ
精製方法:
 パルプド・ナチュラル
焙煎:
 フルシティロースト
受賞:
 カップ オブ エクセレンス2016

今回レビューした商品の購入はこちらから
【楽天】特薦コーヒーセット(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
※豆の産地は時期のより異なります。



9月特薦コーヒーセット 200g×4種類



最後までご覧いただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります!!
   ↓↓
にほんブログ村 グルメブログ コーヒーへ
にほんブログ村

2017/10/07(土) | ブラジル | トラックバック(-) | コメント(0)

ブラジル シャッカラ・コロニア・アグリコラ農園(The Coffee Market)

ブラジル シャッカラ・コロニア・アグリコラ農園(The Coffee Market)
【楽天】マルクスさんのコーヒー(The Coffee Market)

CIMG4545.jpg CIMG4568.jpg

自己評価
酸味
★★★☆☆
苦味
★★★★☆
ボディ
★★★☆☆
香り
★★★☆☆
コク
★★★★☆
(コーヒーの味はお使いの器具や抽出方法で変化することがあります。また味覚には個人差があります。)

テイスト 
今回は中挽き、低温で抽出しました。
口当たりは非常に柔らかく、コーヒーらしいコクのある苦味が口に広がります。
甘味もあり、何よりマイルドな風味で美味しいです。このマイルドさはムンドノーボの特徴のようです。

ムンドノーボとは・・・
アラビカ種の一種で、ブルボン種とインドネシアから持ち込まれたスマトラ種との交配種。ブラジルで発見され、現在ではブラジルの代表的な品種となっている。生産性が高く、病害虫に強く、まろやかな香味が特徴。

抽出メモ:中挽き メリタ 80℃ 27gおよそ560ml

●商品概要
マルクスさんのコーヒー(ブラジル シャッカラ コロニア アグリコラ農園)
「The Coffee Market」より

200g 1,000円 (税込 1,080 円) 送料別

500g  2,000円 (税込 2,160 円) 送料別

1kg(500g×2袋) 3,500円 (税込 3,780 円) 送料別

焙煎はフルシティーロースト。
豆の状態は、豆のまま、細挽き、中細挽き、中挽き、粗挽きの5種類に対応。

商品のご購入はこちらから
【楽天】マルクスさんのコーヒー(The Coffee Market)

ブラジル アグリコラ農園/ マルクスさんのコーヒー 200g-Brasil- 『UTZ KAPEH(ウツカフェ)』『レインフォレスト認証』

価格:1,080円(2016/02/10 17:25時点 )



豆について

生産国の詳しい情報はこちら
ブラジルの産地情報

・シャッカラ コロニア アグリコラ農園
 シャッカラ コロニア アグリコラ農園(Chacara Colonia Agricola)はブラジルのミナスジェライス州パットス・デ・ミナス市にあり、115haの広さを持ちます。

 農園主を務めるマルクスさんは、大学を卒業後エンジニアとして働いていていましたが、家族旅行中に不慮の交通事故にあい、長い療養生活を余儀なくされます。療養中に滞在した義父であるマヌエル・ヴェローゾ・ドス・レイスさんは1972年にセラード地区で初めてコーヒー栽培を始めたコーヒー農家でした。マルクスさんはここでコーヒー栽培を学び、その後1985年に近隣に土地を購入して独立しコーヒー栽培を始めました。

 農園を開いたのちはエンジニアであった経験を活かし、栽培や収穫作業の徹底した合理化を行い、また義父からの助言もあり、生産量はは順調に伸び、年間3,000俵の年間収穫量を誇ります。

 また、シャッカラ コロニア アグリコラ農園は「Appellation Cerrado(アペラシオン・セラード)」、Rainforest Alliance(レインフォレストアライアンス)※1Good Inside(グッドインサイド)※2の認証を受けています。

 「アペラシオン・セラード」のアペラシオンとは日本語で「原産地呼称」という意味になり、2005年にできた新しい認証制度で、フランス産のワインやチーズ、バターなどの農業製品にも使われている「アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(Appellation d'Origine Contrôlée)」を手本に作ったといわれています。

 セラードはブラジルの中央高原に広がるサバナ地帯で農作物を育てるには不向きな土地でしたが、1970年代以降は日本の支援を受けて土壌改良し、現在では数千もの農家がコーヒー栽培を行うようになっています。CACCER(カセール:セラード生産者協議会)は、このセラードで栽培・収穫されたアラビカコーヒーのうち、地域や品質に特徴があることと、そして食品の安全を確保するために栽培・加工・製造・流通などの過程を明確にすること(トレーサビリティー)、などの一定の条件を満たしたコーヒーだけに「アペラシオン・セラード」(セラードコーヒー)の認証を与えています。またコーヒーはSCAA(米国スペシャルティコーヒー協会)のカッピングチェックも受けています。

 このアペラシオン・セラードの認証を受けたコーヒーというのは、「セラードで生産され、品質(味覚、安全性ともに)保証されたコーヒー」といえば分かりやすいでしょうか。
※1.Rainforest Alliance(レインフォレストアライアンス)・・・森林や生態系の保護、そして農園での労働環境の改善なを目的とした認証。詳しくはこちら⇒レインフォレスト・アライアンス ホームページ
※2.Good Inside(グッドインサイド)・・・社会と環境に責任を持った生産・供給・流通の管理基準を定めた国際認証プログラム。商品の生産履歴(トレーサビリティ)が明確であることだけでなく、労働者のため住環境や医療サービス、子供のための学校などの生活環境も充実させている。ている。

・豆のプロフィール
生産国:
 ブラジル
エリア:
 ミナスジェライス州パットス デ ミナス市
農園名:
 シャッカラ コロニア アグリコラ農園
標高:
 950m~1,100m
生産者:
 マルクス エイトール デ ケイロス
品種:
 ムンドノーボ
精製方法:
 ナチュラル
焙煎:
 フルシティロースト
認証:
 Appellation Cerrado、Good Inside、Rainforest Alliance 

●抽出メモ
ミル: 
 ナイスカットミル(カリタ)
粒度:
 中挽き(ナイスカットミルでは3.5)
ドリッパー:
 メリタ
温度:
 80℃
抽出スピード:
 ゆっくり 
豆の分量:
 27g 
抽出量(サーバーのメモリ):
 3.5(およそ560ml)
(管理人の一番評価の高かった淹れ方を表示しています)

●写真
蒸らし
CIMG4581.jpg

抽出
CIMG4583.jpg

完成
CIMG4587.jpg

今回レビューした商品の購入はこちらから
【楽天】マルクスさんのコーヒー(The Coffee Market)

そのほかのブラジルコーヒーのレビューはこちらから
ブラジル サンペドロ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
ブラジル パッセイオ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
ブラジル ダテーラ フル ブルーム(珈琲問屋)

The Coffee Marketのお得なセットはこちらから
【楽天】旬の珈琲 ええ豆セット
【楽天】お試しセット 100g 3種類

最後までご覧いただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります!!
   ↓↓
にほんブログ村 グルメブログ コーヒーへ
にほんブログ村

2016/02/27(土) | ブラジル | トラックバック(-) | コメント(0)

ブラジル サンペドロ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)

ブラジル サンペドロ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
【楽天】自家焙煎 珈琲工房ひぐち

ブラジル サンペドロ(珈琲工房 ひぐち) ブラジルサンペドロ シティロースト

自己評価
酸味
★★☆☆☆
苦味
★★★☆☆
ボディ
★★★★☆
香り
★★★★☆
コク
★★★★☆
(コーヒーの味はお使いの器具や抽出方法で変化することがあります。また味覚には個人差があります。)

豆について 

生産国の詳しい情報はこちら
ブラジルの産地情報
・サンペドロ(サンパウロ州)
 サンペドロ市(正式名称:アグアス・デ・サン・ペドロ)はサンパウロ州にある人口2600人ほどの小さな町です。

 世界最大のコーヒー大国ブラジル。その南東部にあるサンパウロ州。サンパウロから南へ75㎞いったところに、ブラジル全体の輸出量のうち70%を扱うサントス港があります。

 サンパウロ州でコーヒーが始まったのは1830年代のこと。リオデジャネイロからコーヒー農家が入植し、栽培が始まりました。気候や土地が栽培に適しており、ヨーロッパでコーヒーの需要の爆発的増加と、1867年にサンパウロと貿易港であるサントスとの間に鉄道が開通したことで、サンパウロはのコーヒー産業は急速に発展を遂げました。

テイスト 
豆を挽くと蜂蜜のような甘い香りが漂います。
今回は中細挽き、メリタ82℃でゆっくり抽出しました。
ただ、甘いだけではなく、苦味も強調され、
どっしりとした安定感のある味になります。

カップは澄んでいて、口当たりも滑らかです。

●商品概要
ブラジル サンペドロ
9月の「今月特薦コーヒーセット」(自家焙煎 珈琲工房 ひぐち)より

生産国   :ブラジル
生産地域  :サンパウロ州
農園     :サンペドロ
品種     :カトゥアイ 
焙煎度合  :中煎り
カップ オブ エクセレンス 2015

特薦コーヒーセット 200g×4種類

価格:4,536円
(2015/10/20 09:37時点 )

感想:48件



写真
粒度
ブラジル サンペドロ 中挽き

蒸らし
抽出


蒸らし

完成
完成


抽出データ
購入店:
自家凱旋 珈琲工房 ひぐち
生産国:
 ブラジル
生産地域:
 サンパウロ州
農園:
 サン ペドロ
焙煎度:
 シティロースト
ミル: 
 ナイスカットミル(カリタ)
粒度:
 中細挽き(ナイスカットミルでは3.0)
ドリッパー:
 メリタ
温度:
 82℃
抽出スピード:
 ゆっくり 
豆の分量:
 23g 
抽出量(サーバーのメモリ):
 4.0(およそ500cc)
(管理人の一番評価の高かった淹れ方を表示しています)

・その他のブラジルコーヒーのレビューはこちら
ブラジル シャッカラ・コロニア・アグリコラ農園(The Coffee Market)
ブラジル パッセイオ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
ブラジル ダテーラ フル ブルーム(珈琲問屋)

・今月の特薦コーヒーセットの内容はこちらから
【楽天】今月の特薦コーヒーセット 200g×4種類
【楽天】自家焙煎 珈琲工房ひぐち

・その他の珈琲工房 ひぐちの お得なセットはこちらから
【楽天】リピーターズコーヒーセット(送料無料)200g×3種類
【楽天】スペシャルティコーヒー トライアルセット 200g×2種類

最後までご覧いただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります!!
   ↓↓
にほんブログ村 グルメブログ コーヒーへ
にほんブログ村

read more...

2015/10/24(土) | ブラジル | トラックバック(-) | コメント(0)

 |  HOME  |  »