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ニカラグアの産地情報


ニカラグアコーヒーの産地情報
ニカラグア国旗



・基本データ
国名 :ニカラグア共和国
面積 :12万9,541平方キロメートル
人口 :608万人(2016年)
民族 :混血70%、ヨーロッパ系17%、アフリカ系9%、先住民4%
首都 : マナグア
言語 : スペイン語
宗教 :カトリック、プロテスタント等
GDP :132.3億ドル(2016年)
主要産業 :農牧業(コーヒー、牛肉、金、豆,米、サトウキビ)
通貨 :コルドバ
独立した年 :スペインより1821年独立

 ニカラグアの国名の由来は、発見当時この地に勢力を保ち、スペインの侵略に抵抗した先住民の一つ、ニキラノ族の首長ニカラオに由来しています。また、通貨「コルドバ」は征服者コルドバの名前をとっています。

 人口の80%以上が太平洋側のマナグア、レオン、グラナダ、マサヤなどの主要都市に集中し、内戦の影響もあり、国民の半数が24歳以下の若い国です。人口構成はスペイン人と先住民の混血であるメスティーソが大半を占め、ヨーロッパ系やアフリカ系の人々もみられます。また、ごく少数ですが大西洋側には先住民族であるミスキート族、スモ族、ラマ族、ガリフナ族などもみられ、公用語のスペイン語のほか、先住民の言葉も使用を認められています。

 主要産業は農業で、労働人口のおよそ3分の1が農業に従事しており、コーヒー、バナナ、サトウキビ、牛肉、葉巻などの生産が盛んです。なかでも葉巻やサトウキビを原料としたラム酒「フロールデカーニャ(Flor de Cana)」はキューバ産に勝るとも劣らない高い品質を誇っています。一方で、鉱物資源や水産資源などにも恵まれていますが、輸送手段や工業化の遅れにより成長は十分とは言えません。

 また、南西部の太平洋岸では近年観光業が盛んになり、首都マナグアをはじめ、レオン、グラナダなどのスペイン統治時代の街並みや、サン・フアン・デル・スール、オメテペ島、コーン諸島などのビーチリゾートやエコツアーが人気を集めています。

・歴史
 ニカラグアは1502年にクリストーバル・コロン(コロンブス)によって発見され、1524年にフランシスコ・エルナンデス・デ・コルドバによって征服されます。コルドバはグラナダとレオンの二都市を建設し、現在のニカラグアにあたる地域は1543年以降ヌエバ・エスパーニャ副王領に属するグアテマラ総督領の一部としてスペイン植民地に取り込まれていきました。

 独立宣言は1821年9月15日になされ、帰属先であるグアテマラ総督領の独立と共に一時的な独立をし、その後、ニカラグアを含む中米諸国はメキシコ帝国に併合、中米諸州連合の結成と崩壊を経て、1838年に再度独立を果たします。

 ニカラグアは中米地峡にあたることから、19世紀中頃にカリフォルニアで起きたゴールドラッシュ以降はアメリカ東海岸から太平洋へ抜けるルートとして、パナマ運河が開通する1914年まで交通の要衝として重要視されていました。一方、運河建設の構想も植民統治時代からあがっていましたが、地盤の軟弱さや火山活動の影響などで頓挫していました。

 政治面では、独立前から他の中南米諸国と同じように保守派と自由派の対立が長期にわたり続くことになります。この混乱の時代、運河建設や自由貿易などの権益を求めたアメリカが政治・軍事両面で介入を強める結果となり、1936年からは親米的な外交政策を執ったソモサ一族による独裁政治が40年以上にわたり続きました。しかし、1972年のマナグア大地震によって首都マナグアが壊滅した際、世界中から届いた援助物資をすべてソモサ一族とその関連企業とが着服したため、国民の不満は一層高まりました。

 ソモサ王朝が1979年のサンディニスタ革命で倒れると、革命の原動力となったサンディニスタ民族解放戦線(FSLN)※1が政権を握りますが、サンディニスタ革命政権がソ連やキューバなどの社会主義国との結びつきを強めると、ニカラグアのキューバ化を恐れたレーガン政権は反革命勢力(コントラ)を支援し、米ソ冷戦の代理戦争ともいえる激しい内戦へと発展しました。この内戦は1990年に国連よる国際監視のもとで大統領選挙が実施されたことでようやく終結しますが、その間の死者は3万人にものぼるともいわれています。

※1.サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)・・・1927年から1933年までアメリカ海兵隊駐留にゲリラ戦で抵抗したアウグスト・セサル・サンディーノに由来。

 現在のニカラグアは、中南米のなかでも最貧国に数えられています。今もなお内戦の爪痕が深く残り、電気・水道といった生活インフラが未整備な地域も多く、加えてハリケーン、火山噴火、地震といった自然災害の被害も打撃となっています。また、中国政府や香港系企業による運河建設が計画されていますが、環境面やパナマ運河との競合の問題から反対の声が強く、完成の目途は立っていません。貧困対策、治安改善、識字向上など取り組まなければならない問題が山積しています。

・国土
 ニカラグアは中米地峡の中心部に位置し、面積は日本の3分の1ほどですが中米では最も大きな国です。北西にホンジュラス、南にコスタリカと国境を接し、海岸線は中米で唯一、太平洋と大西洋の両洋に面しています。

 太平洋側は環太平洋造山帯に属しており火山国としても知られています。国内火山としては最高峰であるサン・クリストバル火山(1,745メートル)をはじめ、富士山に似た美しい円錐形をしたモモトンボ火山など、国土の北西から南東にかけて大小33もの火山が連なっています。これらの地域は火山性の肥沃な土壌で、コーヒーだけでなく他の作物の栽培にも適していることから、人口のほとんどが集中しマナグア、レオン、グラナダ、マサヤなどの主要都市もこの地域にあります。現在も活動を続ける火山が多く、スペイン統治時代から今日にいたるまで、噴火や地震、土石流により多くの被害が出しています。

 また、太平洋側にはニカラグア湖やマナグア湖といった巨大湖があります。なかでもニカラグア湖は、中米一の大きさを誇り(面積は琵琶湖の13倍)、スペイン統治時代から1914年のパナマ運河開通までは交易ルートの一部としても使われていました。

 気候的には、太平洋側はサバナ気候で雨季(5月~10月)と乾期(11月~4月)があり、カリブ海側は年間降水量3,000~6,000mmで高温多湿の熱帯雨林気候となっています。一方、北部山岳地帯は温暖で過ごしやすくなっています。

・ニカラグアコーヒーの歴史
 ニカラグアにコーヒーが伝わったのは1790年、カトリック宣教師によるものだともいわれています。1840年頃にはドイツ人によってマナグア周辺で本格的な栽培が始まり、その後、19世紀末には北東部のマタガルパでも栽培されるようになりました。

 当時の主な輸出先はドイツで、コーヒーの輸送には19世紀末にコリント港からニカラグア湖畔のグラナダまでを結ぶ鉄道が整備され(2001年9月までにすべての路線が廃止)、ニカラグア湖からは蒸気船に積み替えてサン・ファン川を抜け大西洋まで出て、ヨーロッパ市場へと運ばれました

 19世紀末に政府は、プランテーション(大規模農園)の建設を促すため、5,000本以上のコーヒーの木を植えれば、超えた木1本につき5セントを支払うという政策を打ち出します。これによってコーヒーの生産と輸出量は拡大し、コーヒー産業はニカラグア経済の主要産業へと成長していきました。また、この「コーヒーブーム」に沸いた時代に、新興のコーヒー農園主のなかには政治的に大きな力を持つものが現れるようになりました。

 1936年からはもとは中規模な農園主でもあったソモサ一族による独裁政治体制を迎えます。アナスタシオ・ソモサ・ガルシアは第二次世界大戦が勃発すると、アメリカに追随し枢軸国に宣戦布告し、国内のドイツ系入植者の土地や資産を接収、これを一族に分配したことで、ソモサ一族はニカラグア第一のコーヒー地主となりました。この時代に富を手にすることができたのは一握りの地主や資本家だけで多くの国民は貧しい生活を強いられました。この不満がサンディニスタ民族解放戦線(FSLN)原動力となり、1979年のサンディニスタ革命革命へと繋がっていきます。

 現代に入っても政治的混乱や災害などによりコーヒー産業は大きな痛手を被ります。1979年には反革命勢力コントラがサンディニスタ革命政権を支持したコーヒー農園や労働者を処刑し、生産処理工場も破壊されコーヒー生産量は落ち込みます。1999~2003年にかけてコーヒーの暴落(コーヒー危機)すると、国内大手銀行のうち3行が倒産、1999年にはハリケーン・ミッチ、干ばつなどの被害もあり、国内経済も大打撃を受けました。

・現在のコーヒー栽培
 国土の中央を火山帯が縦走し、これら地域ではミネラルを多く含んだ肥沃な火山灰土壌でコーヒーの栽培には最適な環境となっています。コーヒー栽培は海抜800~1,900mの地域で行われ、険しい山岳地帯であることから生産農家の80%は3㏊未満の小規模農園となっています。また、輸送手段の確保の難しさから流通量が少ないのという問題もあります。
 
 コーヒーの栽培は主に北部山岳地帯のヌエバ・セゴビア、ヒノテガ、マタガルパや太平洋側のマナグア、マサヤ、グラナダなどで行われ、なかでもヒノテガとマタガルパ産のコーヒーは高品質で知られています。現在の主な輸出先はアメリカ(46%)、ヨーロッパ(43%)で、日本は全体のわずか1%に過ぎません。

 栽培されているコーヒーはすべてアラビカ種で、栽培品種はブルボン、パカラマが多いですが、他にもティピカ、カトゥーラ、マラゴジッペなど農園により様々です。なかにはインドネシアのジャバ(ジャワ)島から伝わった、高級・希少品種としてジャバニカ種もあります。生産量は世界13位、収穫期は10月~3月となっています。

 かつては、各農園で収穫されたコーヒーは一括して精製場で処理し、品種や農園を選別することなく市場へ流通させていましたが、近年のサードウェーブの影響を受け、単一農園や品種ごとに選別がなされ、詳細な情報をトレースできるようになりました。ハリケーンの被害を経験し温暖化などの地球環境への意識も高まり、サスティナブル(持続可能)で高品質なスペシャルティコーヒーの生産に取り組む農家も徐々に増えてきています。

・格付け
 ニカラグア産の豆は標高によって4段階の格付けがなされており、高いほうが高品質となります。
1.標高2,000m~1,500の地域:SHG(STRICTLY HIGH GROWN/ストリクトリー・ハイ・グロウン)
2.標高1,500m~1,300mの地域:HG(HIGH GROWN/ ハイ・グロウン)
3.標高1,300m~1,000mの地域:MG(MEDIUM GROWN/ミディアム・グロウン)
4.標高1,000m~500mの地域:LG(LOW GROWN/ロー・グロウン)

・ニカラグアコーヒーのレビューはこちらから
ニカラグア サンタ マウラ



ニカラグアを知るための55章




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2017/09/16(土) | 産地情報 | トラックバック(-) | コメント(0)

ニカラグア/サンタ マウラ

ニカラグア/サンタ マウラ
【楽天】ニカラグア サンタ マウラ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)

ニカラグア サンタマウラ(珈琲工房ひぐち)パッケージ ニカラグア サンタマウラ(珈琲工房ひぐち)シティロースト 

自己評価
酸味
★★★★☆
苦味
★★★☆☆
ボディ
★★☆☆☆
香り
★★★☆☆
コク
★★★★☆
(コーヒーの味はお使いの器具や抽出方法で変化することがあります。また味覚には個人差があります。)

テイスト 
品種は「パカラマ」といい、エルサルバドルで
「パカス」と「マラゴジッペ」という品種を掛け合わせて作られました。
豆は大粒ですが、豆の質は欠点豆が5点ほどあり、
焼きムラが少々(火の通りの甘い豆)ありました。

中挽き(84℃、ドリッパーはカリタ)で抽出したところ、
香りはナッツ系で、フルーティーな甘みが強く、コクがあり、
余韻がいつまでも口の中に残るのが印象的
でした。
またクリアで非常に口当たりがよく、柔らかく飲みやすいです。

またメリタでは、酸味と苦味のバランスがよく、よりしっかりとしたボディとなりました。

粒度
ニカラグア サンタマウラ(珈琲工房ひぐち)中挽き
中挽きです

蒸らし
ニカラグア サンタマウラ(珈琲工房ひぐち)蒸らし


ニカラグア サンタマウラ(珈琲工房ひぐち)泡

完成
ニカラグア サンタマウラ(珈琲工房ひぐち)完成

豆について 

・サンタ マウラ農園
サンタ マウラ農園はニカラグア北中部ヒノテガ県にあり、
ニカラグアでも最初の頃にできた農園で、100年以上の歴史をもっています。

およそ1,000haもの広大な面積を誇る農園ですが、
園内にはコーヒー栽培だけでなく、川の流れを利用した発電施設、
学校、牧場、農園、そこで働く人々が利用できる病院があるなど、
設立以来、コーヒー栽培を中心とした一つのコミュニティをく作り上げています
コーヒーの収穫の時期には、完熟した実だけを手積みするため、
1,000人もの人が働くといわれています。

また、農園は一部が自然保護地区にも指定されており、
とても自然豊かで多種多様な埴生物が生息しています。
気温も年間を通じて18~23℃と安定しており、
雨季には十分な雨も降るため、コーヒーの栽培には非常に適しています。


ニカラグア サンタマウラ(珈琲工房ひぐち)欠点豆

・豆のプロフィール
購入店:
 自家焙煎 珈琲工房ひぐち
生産国:
 ニカラグア
ニカラグアの産地情報
農園:
 サンタ マウラ農園
焙煎度:
  中深煎り(シティとフルシティローストの中間程度)
ミル: 
 ナイスカットミル(カリタ)
粒度:
 中挽き(ナイスカットミルでは3.5)
ドリッパー:
 カリタ
温度:
 84℃
抽出スピード:
 普通 
豆の分量:
 22g 
抽出量(サーバーのメモリ):
 4.0(およそ500cc)
(管理人の一番評価の高かった淹れ方を表示しています)

商品の詳しい情報は下記サイトへどうぞ
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2015/06/27(土) | ニカラグア | トラックバック(-) | コメント(0)

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