ケンコーコム

エチオピアの産地情報

エチオピアコーヒーの産地情報

エチオピア国旗



・基本データ
国名 :エチオピア連邦民主共和国
面積 :109.7万平方キロメートル(日本の約3倍)
人口 :約9,696万人(2014年)
民族 :オロモ族、アムハラ族、ティグライ族等約80の民族
首都 :アディスアベバ
言語 :アムハラ語、英語
宗教 :キリスト教(エチオピア正教)、イスラム教
GDP :460億ドル(2013)
主要産業 :農業(コーヒー、ゴマ、切り花など)
通貨 :ブル

 アラビカコーヒー発祥の地として知られるエチオピアは、東アフリカに位置するアフリカ最古の独立国(これまで一度も植民地支配を受けたことはない)で、エチオピア独自の暦(一か月が30日)を持ちます。

 1993年に北部のエリトリアが分離独立してからは海岸線を失い内陸国となったことで、隣国ジブチのジブチ港やジブチ鉄道を有料で利用しています。主要産業は農業ですが機械化が進まず生産性はなかなか向上していません。

 GDPの約半分、輸出の60%、雇用の80%を農業が占めており、コーヒーの輸出は外貨獲得の重要な手段となっていますが、農業や放牧などで自給自足の生活をしている人々も多く、2013年のGDPは460億ドル、一人当たりのGDPでは518ドルと世界最貧国の一つとして数えられています。

・国土
 エチオピアはアフリカ大陸の東に位置し、面積は109.7万km2で日本のおよそ3倍ほどの広さがあります。また、国境線をソマリア、スーダン、ジブチ、ケニア、エリトリアなどに囲まれた内陸国でもあります。

 国土の大半がエチオピア高原(アビシニア高原)に属し、これを東西に分断するようにアフリカ大地溝帯が貫いています。また、国内最高峰は北西部のラス・ダシャン(4,550m)があります。北東部エリトリア国境のアファール三角地帯や、ソマリアとの国境を接する東部のオガデン地方には砂漠が広がり、なかでも北東部のダナキル砂漠は、現在でも火山活動が非常に活発な地熱地帯で、地球の息吹を感じられる場所として、世界的にも有名な観光地ともなっています。

 エチオピア高原の平均標高は2,000mを超えるため、赤道近くにありながら気候は冷涼で過ごしやすく、国の中央に位置する首都アディスアベバをはじめ人口と主要都市の大部分がこの高原に集中しています。また、高原は雨量も多く、雨によって浸食されてできた深い谷や崖が数多くあり、これが天然の要害となってかつては外国からの侵略を防ぎ、古の時代より独立国家としての地位を守ってきましたが、現代になっては交通の妨げとなっており、経済発展の足かせにもなっています。

・気候
 エチオピアの気候はは緯度的には熱帯に属しており、標高の低い地域では平均気温が50℃に達する所もあるほどですが、エチオピア高原などの国の大部分を占める標高2,000m前後の地域では温暖な気候で平均気温も13℃ほどととても過ごしやすくなっています。

季節は小雨季(3月~5月)と大雨季(6月~9月)、乾季(10月~2月)に分かれます。雨は、アフリカ西海岸のギニア湾や中部のコンゴ盆地から発生した水蒸気を南西風が運び、エチオピア南西部の高原地帯に降らせます。この一帯では年間降雨量は1,200mmを超し、豊富な降雨量が、農耕やコーヒーの栽培をを可能にしています。一方、北東部や東部には雨季であっても雨がほとんど降らず、暑く乾燥した砂漠が広がります。

・エチオピアのコーヒー栽培
 エチオピアはアラビカコーヒーの原産地とされており、南西部のエチオピア高原(アビシニア高原)にあるカファ地方が発祥の地だとされています。また、この地にはカルディ少年にまつわるコーヒー発見の伝説(⇒コーヒーのエチオピア起源説)があり、「カファ(Kaffa)」という地名が「コーヒー(coffee)」の語源ともなっています。

 コーヒーの栽培は16世紀には始まっていたと考えられており、19世紀前半に輸出が行われています。そして、エチオピア産のコーヒーはかつてイエメン産のコーヒーとともにイエメンのモカ港に集積され世界へと輸出されていました。港は1800年代半ばには閉鎖さましたが、「モカ」という名前だけが現在まで残り、今でもブランドとして使われています。

 現在のエチオピアにとってコーヒーは重要な産業で、輸出額の約4割をコーヒーが占め、人口のおよそ2割にあたる約1500万もの人々がコーヒー産業に従事しています。一方で、エチオピア人はコーヒーをよく飲み、総生産量の4割は国内で消費しています。コーヒーを飲む習慣も文化として深く根付いており、「カリオモン」(⇒エチオピアのコーヒー儀式カリオモン)と呼ばれる日本の茶道にも似た伝統的な風習が今も日常的に行われています。

 国内の主な産地には東部のハラール、南西部のジンマ、カファ、南部のシダモ(イルガチェフはこのエリア)などがあります。

 コーヒーの栽培方法としては農家の庭先で、果樹や野菜などと一緒に栽培されるガーデンコーヒーと呼ばれる方法が一般的となっています。この栽培は東部のハラー、南部のシダモなどで行われており、総生産量の半分はこの方法で栽培されています。

 南西部オロミア州にある森林には野生のコーヒーの木が自生しており、こちらはフォレスト・コーヒーと呼ばれています。なかでもコーヒーの木を人が管理し、草刈りや剪定などの最低限の人の手を加えたものはセミ・フォレスト・コーヒーとも呼ばれ、生産量は全体の35%にもなります。また、一部ではまったくの手つかずの木からも収穫が行われています。(こちらの生産量はわずか10%ほどとなっています。)

一方で、近年国営のプランテーションによる水洗式の大型設備を備えた大規模農場も建設されており(全体の5%程度)、代表的な栽培地域にはイルガチェフェがあります。

 コーヒーチェリーからコーヒー豆となる種子を取り出す精製方法はナチュラル精製が主流ですが、農家の多くは、収穫したコーヒーチェリーを各地域のステーション(コーヒーの生産処理施設)に持ち込み豆を精製しています。

精製について
ナチュラル精製・・・収穫したコーヒーチェリーを果肉がついたままの状態で天日で乾燥させ脱穀する方法。
コーヒー豆の精製方法/乾燥式(ナチュラル)
ウォッシュト精製・・・果肉を水洗除去した後に、水槽に入れ発酵させて、種子の周りについたヌメリを取り除き、乾燥、脱穀を行う方法。
コーヒー豆の精製方法/水洗式(ウォッシュド)

・格付け
300g中の欠点豆の数によって以下のように1~8等級に分けられています。また、輸出はグレード5以上のものに限られています。

・G – 1→0〜3個
・G – 2→4〜12個
・G – 3→13〜27個
・G – 4→28〜45個
・G – 5→46〜90個

・エチオピアコーヒーのレビューはこちらから
エチオピア ウォテ ウォッシュト(堀口珈琲)



原木のある森 コーヒーはじまりの物語 エチオピアコーヒー伝説

価格:1,620円
(2016/08/05 22:23時点 )



最後までご覧いただきありがとうございました。
ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります!!
   ↓↓
にほんブログ村 グルメブログ コーヒーへ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

2016/08/06(土) | エチオピア | トラックバック(-) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
 |  HOME  |