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ルワンダの産地情報

ルワンダコーヒーの産地情報

ルワンダ国旗



・基本データ
国名 :ルワンダ共和国
面積 :2.63万平方キロメートル(四国の1.5倍)
人口 :1,210万人(2014年)
民族 :フツ、ツチ、トゥワ
首都 :キガリ(Kigali)
言語 :キニアルワンダ語,英語(2009年、公用語に追加され、仏語に代わって教育言語となった)、仏語
宗教 :キリスト教(カトリック,プロテスタント)、イスラム教
GDP :82.7億ドル(2015年)
主要産業 :農業(コーヒー、茶等)
通貨 :ルワンダ・フラン
独立した年 :1962年7月1日ベルギーより

 ルワンダの人口密度は1平方㎞あたり395 人と非常に高く、国土のほとんどが斜面となっていることから、耕作に適した面積は限られ、いにしえの時代よりツチ族とフツ族の争いが幾度も繰り返されてきました。

 ドイツ、ベルギーの植民地時代を経て1962年の独立後も争いは続き、フツ族が政権を掌握すると、1994年4月のジュベナール・ハビャリマナ大統領暗殺事件をきっかけに、わずか3ヶ月間に80万人~100万人のツチ族が殺害されるという悲劇的な事件(「ルワンダの虐殺」)が起きます。また、この虐殺で男性が減ったこともあり(憲法で女性議員数が全体の30%を超えるように決められている)、女性議員が世界で最も多い国となりました。
 
 この虐殺は経済・産業にも深い傷を残し、深刻な貧困問題に直面しますが、2000年にツチ族出身のカガメ大統領が政権を担うと、国際的な支援や投資を受けてIT化を進め、また海外へ逃れていたツチ族が帰国し、荒廃した国の復興に携わるなど、経済成長率が7%を超えるほど飛躍的な発展を成し遂げました。その発展は「アフリカの奇跡」と称賛されています。また、労働人口の約9割が農業に従事しており、コーヒーと茶の栽培が盛んで、ルワンダの主要な輸出品となっています。

 一方で、国内の国立公園や自然保護区では絶滅が危惧されているマウンテンゴリラが生息しており、これらを資源とした観光産業の発展が今後期待されています。

・国土
 ルワンダは四国の1.5倍ほどの面積でアフリカ大陸中央部、赤道のすぐ南に位置しています。また、国境をコンゴ、ウガンダ、タンザニ、そしてブルンジに囲まれた内陸国でもあります。

 国土面積は小さいものの、大部分が標高1,500m以上の丘陵地帯であるため「千の丘の国」とも呼ばれています。自然環境も多様で、火山、河川、湖、湿地帯、サバンナ、森林などバリエーションに富んでいます。北部のビルンガ火山群には、最高峰のカリシンビ山(4,507m)をはじめ3,000m級の山が連なり、ヴォルカン国立公園にも指定されています。また公園内には絶滅危惧種のマウンテンゴリラも生息しています。西部には南北に標高2,000m以上の山脈が走り、そのさらに西のコンゴとの国境にはキブ湖やルジジ川渓谷があり大地溝帯の一部を形成し、南西部のニュングウェ森林ではナイル川の源流が発見されています。一方、東部のサバンナ平原では湖と湿地が広がり、数多くの野生動物が生息し、アカゲラ国立公園として保護されています。

・気候
 ルワンダは赤道のすぐ南にあるにもかかわらず、国土の大部分は標高が高いため温帯気候に属しています。日差しは強いものの、朝晩は涼しく、平均気温も22℃と一年を通して過ごしやすくなっています。

 また、季節は雨季(3月~5月、10月~11月)と乾季(12月~2月、6月~9月)に分かれ、年間降水量は中部や西部の山間部では多く降りますが、東部ではそれほど降らずサバンナとなっています。

・ルワンダコーヒーの歴史
 ルワンダにコーヒーが伝わったのは1904年のことです。ドイツの植民地支配のもとで、ドイツ人宣教師がグアテマラからブルボン種を持ち込みました。初めに栽培されたのはミビリジというキブ湖南岸の高地で、次第にキブ湖沿岸一帯に広まり、最終的にはルワンダ全域で栽培されるようになりました。ミビリジ地区では現在でもコーヒー発祥の地として、高品質のコーヒーを生産しつづけています。また、ブルボン種の突然変異種である「ミビリジ※1」はこの地名にちなんで付けられました。

※1.ミビリジ・・・ルワンダに持ち込まれたブルボン種が突然変異したものには、他に「ジャクソン」という品種もある。ともに、1930年代に同じくベルギー統治下のにブルンジにも伝わっている。

 1918年に第一次世界大戦でドイツが敗戦すると、ベルギーが統治を引き継ぎ、1930年代にはブルンジとともに農家に70本の木の栽培を義務づけ、生産力を増加させていきました。しかし、ベルギーによって農産物のベルギー以外の国への輸出には高い関税を課せられたため、結果として価格の安い低品質のコーヒーが大量にベルギーへと輸出されるようになりました。

 1990年代まではコーヒーはルワンダにとって最も重要な輸出品でしたが、その後1994年の大虐殺や内戦、世界規模でのコーヒー豆の価格の急落などによってコーヒーの生産量が落ち込みコーヒー産業は低迷を続けます。

 しかし、2004年に米国の支援を受け、ルワンダで初めてのウォッシングステーションが建設(現在では300近くのステーションが稼働)され、2008年には大手コーヒーチェーンのスターバックスが地域農家支援センターを設立しするなど、インフラの整備と品質の向上、そして人材育成が図られることで、コーヒー産業がが再び活況を取り戻しました。また、スペシャルティコーヒーの生産にも力を注ぎ、2008年にはアフリカ大陸で初めてとなる「カップ・オブ・エクセレンス」を開催したことで、海外からの脚光も浴びています。

・現在のコーヒー栽培
 ルワンダは、「千の丘の国」と呼ばれているように標高が高いことから昼夜の寒暖の差は大きく、火山灰い覆われた豊かな土壌と年間2,000mmを超える降水量にも恵まれ、コーヒーを栽培するのには理想的な環境となっています。

 栽培はほとんどが小規模農家で、アラビカ種のブルボンを中心に栽培しています。近年米国の援助によりウォッシングステーションが各地で建設され、精製方法もナチュラルからウオッシュトに切り替わったことで品質が飛躍的に向上しスペシャルティコーヒーの産地として世界的に知られるようになってきています。テイストは、柔らかみのある柑橘系の酸味と飲み終えた後も続く余韻が特徴です。

 コーヒー栽培はほぼ全域で行われ、代表的な栽培地域には、南部州の南のフイエ地域、ニャマガベ地域、キブ湖南沿岸のニャマシュケ地域(いずれも標高1,700m~2,200m)。また東部のンゴマ、北東部のニャガタレ(いずれも標高1,300~1,700m)があります。

・ルワンダコーヒーのレビューはこちらから
ルワンダ/ミコフ キランボ(珈琲工房ひぐち)


◆◆ジェノサイドの丘 ルワンダ虐殺の隠された真実 上 / フィリップ・ゴーレイヴィッチ/著 柳下毅一郎/訳 / WAVE出版



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2016/10/15(土) | ルワンダ | トラックバック(-) | コメント(0)

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