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ブラジルの産地情報

ブラジルコーヒーの産地情報
ブラジル国旗




・基本データ
国名 :ブラジル連邦共和国
面積 :851.2万平方キロメートル(日本の22.5倍)
人口 :約2億930万人(2017年)
民族 :欧州系(約48%)、アフリカ系(約8%)、東洋系(約1.1%)、混血(約43%)、先住民(約0.4%)(2010年)
首都 :ブラジリア
言語 :ポルトガル語
宗教 :カトリック約65%、プロテスタント約22%、無宗教8%(2010年)
GDP :2兆560億米ドル(2017年)
主要産業 :製造業、鉱業(鉄鉱石他)、農牧業(砂糖、オレンジ、コーヒー、大豆他)
通貨 :レアル
独立した年 :1822年ポルトガルから独立

 アンデス山脈の東麓に位置するブラジルは南米大陸最大の面積を誇ります。1500年にポルトガル人のペドロ・アルヴァレス・カブラルが漂着・「発見」した当時は、同時期にアンデス山脈を挟んで西側に高度な文明を築いていたインカ帝国とは対照的に、少数の先住民族が暮らすだけの土地でした。カブラルはこの地を「ヴェラ・クルス(真の十字架)島」と命名しポルトガルの植民地支配が始まり、16世紀からは国名も赤い染料の原料となる「パウ・ブラジル」という樹木に由来する「ブラジル」と呼ばれるようになりました。

 植民地時代はフランスやオランダの侵入をはねのけながら、16世紀のパウ・ブラジの輸出とサトウキビプランテーション、17世紀末から18世紀にかけてのゴールドラッシュやダイヤモンドの発見と幾たびの経済バブルを経験し、19世紀からはコーヒー栽培が盛んになりました。かつては、プランテーションでの労働力とするために先住民狩りがおこなわれ、当時ポルトガル領であったアフリカのアンゴラから多くの黒人奴隷が運ばれたという黒い歴史もかかえています。他のラテンアメリカ諸国に比べてプランテーション経済への依存が大きいこともあり、奴隷解放が実現したのは西半球で最も遅い独立後の1888年のことです。

 1822年に独立をして以降は政治体制を、帝政、共和制(1889年)、軍事独裁政権(1964年)と変遷し、1985年からは再び文民政権が復活しています。19世紀中頃から南東部のリオデジャネイロやサンパウロでもコーヒーの栽培が盛んになり、1888年の奴隷制廃止以降は不足となった労働力を補うためにヨーロッパや中東、アジアからの移民を導入します。日本人も1908年に笠戸丸で第一回の移民781人(158家族)が海をわって以降、太平洋戦争による中断期を除いて移民事業を終了する1993年まで(移民船の出港は1973年が最後)の間におよそ30万人もの日本人がブラジルに移住したとされています。その結果、ブラジルで暮らす日系人は5世、6世の世代にまで広がり、その数は約150万人にものぼります。また、移民事業の背景と、ブラジルコーヒーと日本のコーヒー文化の関係についてはこちらの記事に書いています。⇒日本のカフェ文化を開花させたブラジル産コーヒー

 現代の主要産業にはコーヒーにくわえ、サトウキビ、オレンジがありいずれも生産、輸出量ともに世界一位となっています。また、工業も盛んで、レアアースや石油などの豊富な天然資源を背景に経済成長を続け、航空機を中心としたハイテク産業や、バイオ燃料の技術(サトウキビからエタノールを精製)で世界をリードし、2000年代以降はロシア、中国、インド、南アフリカと並び「BRICS」と呼ばれる新興国の一員になりました。

・国土
 ブラジルは南米大陸の47%を占める面積を持ち(日本の22倍に相当)、中国に次いで世界第5位の広さを誇ります。広大な国土には高い山は少なく、国内最高峰でもベネズエラ国境にあるネブリーナ山の3,014mとなっています。国土全体に起伏が多いのが特徴で、丘陵、高原がひろがっています。

 東部は大西洋に面しており、北部をアマゾン川が流れ、その流域には広大な熱帯雨林が広がっています。この地域では1970年代以降に森林の再生速度を超えるペースで大規模な焼畑農法がおこなわれており環境問題が深刻化し、近年では人工衛星を使った監視もおこなわれています。

 また、中央から南にかけては痩せた土壌のセラード(イネ科の植物や低木が生える草原)と呼ばれる乾燥したブラジル高原が広がります。この地域では1970年代から21世紀初頭にかけて日本の支援によって日本の国土の5倍もの広さにの土地が土壌改良され、このプロジェクトによって大豆の生産量が43万トン(1975年)から4,000万トン(2010年)にまで増加するなど、農業が急速に発展しました。

 南東部の大西洋岸地帯はもっとも開発が進んでおりで、リオデジャネイロやサンパウロなどの大都市があり人口が集中しています。

・気候

 南米大陸最大の面積をもつブラジルでは地域によって気候も大きく異なっており、大きく見ると北部の熱帯雨林気候、中部のサバナ気候、南部の温帯湿潤気候に分けることができます。南半球に位置するため南に行くほど冷涼な気候となり、南部地域では四季(日本とは逆になる)をはっきりと感じられるようになります。

 北部のアマゾン地域は、赤道直下にあたるため熱帯雨林気候となっており、気温は年間を通じて30℃を超え、降水量も年間2,000㎜以上になります。中央部はサバナ気候で雨季(11~3月)と乾季(5~9月)がはっきりと分かれています。そして、南部のサンタ・カタリーナ州、パラナ州、リオグランデ・ド・スル州の三州は温帯湿潤気候に属し四季があり、最南部では年間平均気温が17℃前後と低く冬には雪が降ることもあります。

・産地情報

・歴史
 およそ150年にわたりコーヒー生産量が世界一を誇ってきたブラジルですが、元々南米大陸には自生するコーヒーはなく、1727年にフランス領ギニアからブラジル北部のパラ州へと苗木が持ち込まれたことがコーヒー栽培の始まりとされています。

 19世紀初めのポルトガルの植民地時代、従来のサトウキビや金の採掘が不調になったことから、新たな収入源としてコーヒーの生産が本格的に始まりました。その中で、「ファゼンダ」と呼ばれる大規模農園が、奴隷による豊富な労働力を背景に19世紀末にかけ生産を拡大させました。

 1850年にブラジルでの奴隷制度が廃止されたのちは、ヨーロッパ系移民を雇用し労働力とするようになるものの、その後も欧米での爆発的なコーヒー人気が後押ししコーヒー生産は急増し、コーヒー栽培に適した南東部のリオデジャネイロやサンパウロなどを中心に急速に広がっていきました。その結果、ブラジルは世界最大のコーヒー生産国へと成長していったのです。

・現在のコーヒー栽培
 ブラジルは世界最大のコーヒー生産国です。2013年の統計では、世界のコーヒー生産量892万トンのうち30%以上(296万トン)も占め、2位の ベトナム(146万トン)を大きく突き放し、コーヒーの輸出量でも世界1位を誇っています。この生産量は全世界の約3分の1を占め、現在までのおよそ150年間世界一の生産量を誇ってきました。また、生産量の80パーセントはアラビカ豆で残りはロブスタ豆を生産しています。

 コーヒーの生産は南東部のサンパウロ州をはじめとして、ミナスジェライス州、パラナ州が中心ですが、過去に何度か霜の被害を受けたために生産地域はしだいに北上し、最近では、ミナスジェライス州およぴバイーア州西部に広がるセラード地帯が注目されています。

ブラジルコーヒーと日本のコーヒー文化との関わりについてはこちらへ
日本のカフェ文化を開花させたブラジル産コーヒー

・ブラジルのコーヒーレビューはこちらから
ブラジル シャッカラ・コロニア・アグリコラ農園(The Coffee Market)
ブラジル サンペドロ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
ブラジル パッセイオ(自家焙煎 珈琲工房ひぐち)
ブラジル ダテーラ フル ブルーム(珈琲問屋)


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2021/10/19(火) | 産地情報 | トラックバック(-) | コメント(0)

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