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インドネシアの産地情報

インドネシアコーヒーの産地情報
インドネシア国旗


・基本データ
国名 :インドネシア共和国
面積 :約189万平方キロメートル(日本の約5倍)
人口 :約2.49億人(2013年)
民族 :大半がマレー系(ジャワ,スンダ等約300種族)
首都 :ジャカルタ(人口997万人)
言語 :インドネシア語
宗教 :イスラム教 88.1%、キリスト教 9.3%(プロテスタント 6.1%、カトリック 3.2%)、ヒンズー教 1.8%、仏教 0.6%、他
GDP :8,683億ドル(2013)
主要産業 :鉱業(石油、LNG、アルミ、錫)、農業(米、ゴム、パ-ム油)、工業(木材製品、セメント、肥料)
通貨 :ルピア
独立した年 :1945年8/17日に独立を宣言するが、その後再植民地化に乗り出したオランダとの間で独立戦争が勃発。正式に独立が承認されたのは1949年12月27日

 インドネシアのは人口は2億4千万超と、中国、インド、アメリカに次いで世界第4位で、人口の75%がイスラム教を信仰しているというほど、世界一イスラム教徒の多い国です。また、国土の6%にすぎないジャワ島に全人口の70%近くが集中しているため、人口密度が非常に高く社会問題にもなっています。東西で経済格差も大きく、西部インドネシア(スマトラ、ジャワ、バリ)で国全体のGDPの8割以上を産出するほど経済活動に地域的な偏りが見られます。

 公用語はインドネシア語ですが、民族も多く言語・社会構造・生活様式も多種多様です。

・国土
 インドネシアは、東南アジア南部に位置する島嶼(とうしょ)国家です。 国土は赤道の上に位置し、東西5,110kmと非常に長く、大小13,000以上もの島々により構成されています。人が住む島は6,000ほどあり、 主な島として、ジャワ、バリ、スマトラ、カリマンタン、スラウェシ、パプアがあり、 この他にマルク諸島とトゥンガラ諸島があります。

 インドネシアの周辺の海底では、いくつものプレートがせめぎ合っている影響で、スマトラ島の 国内最高峰クリンチ火山(3,805m)や現在でも活動を続けるジャワ島のスメル山(3,676m)など、 インドネシア全土にはたくさんの火山があります。 そのため地震も多く2004年のスマトラ島沖地震や2006年のジャワ島中部地震では甚大な被害をもたらしました。

・気候
 インドネシアの島々は、国土の全域が北回帰線と南回帰線の間に位置しており、気候は熱帯性となります。 季節は乾季(4月~9月)と雨季(10月~3月)があり、雨季には1日に数回のスコールが降り、 なかでも2月の降雨量が最も多くなっています。

 年間の平均気温は25度以上となっており、乾季は比較的過ごしやすいですが、 雨季には平均湿度が80~90%にもなり、特に平地や沿岸部では日中の気温が36度を超えることもあり、非常に蒸し暑さを感じます。

 一方、高山も多く、標高の高い高原地帯では平均気温が16℃ほどと涼しくなっており、 良質のコーヒー栽培には適しています。

・歴史
 インドネシアのコーヒー栽培の歴史は、意外にもブラジルなどの主要な生産国よりも古く、オランダ東インド会社※1が交易の拡大や新たな植民地獲得のためにアジアへ進出した17世紀末まで遡ります。
※1.オランダ東インド会社・・・(略VOC:Vereenigde Oostindische Compagnie) 1602年3月20日にオランダで設立された世界初の株式会社。会社といっても商業活動にとどまらず、 条約の締結権・軍隊の交戦権・植民地経営権などの特権を与えられ、 アジアでの交易や植民に従事し、一大海上帝国を築いた。

  インドネシアに初めてコーヒーが持ち込まれたのはジャワ島のバタヴィア(現ジャカルタ)で、オランダによりアラビカ種のコーヒーがインドから運び込まれました。 一度は地震や洪水などの被害によって全滅してしまったものの、 1699年に再度インド南部のマラバールから持ち込みます。この苗木が無事生育し、ジャワ島から周りの島々へ広がりっていきました。これがインドネシアのコーヒー栽培の始まりとなります。

 インドネシアで本格的なコーヒー栽培が始まるのは、1830年にジャワ島に「強制栽培制度」が実施されてからのことです。この制度の下では、現地農民に対し低い賃金でコーヒーの他に、サトウキビ、藍、茶、タバコなどの商品作物を強制的に栽培させ、 それを政府が安く買いつけ、ヨーロッパなどへ転売しました。 一方で、主食である稲作までもが商品作物の栽培に切り替えられたため、 コメの価格が急騰し、飢饉により多くの住民が犠牲になりました。

 この制度をきっかけにして ジャワ島ではプランテーションによる大規模なコーヒー農園が設立され、住民に過酷な労働を強制しました。 後にスマトラ島の西海岸でも同様の栽培が行われるようになっていき、 これによってコーヒーは、インドネシアの主要な輸出品となり、オランダは莫大な富を築き上げていったのです。

 しばらくすると、制度そのものは人道的な観点から国内でも非難する声が高まり順次廃止されていきますが、 それでもコーヒーに関してはもっとも遅く1916年まで続けられました。

 このようにして、ヨーロッパを席巻するほどになったインドネシア産のアラビカコーヒーでしたが、19世紀後半になるとコーヒーノキを枯らす「さび病※2」がインドからインドネシアにかけて大流行し、 インドネシアも壊滅的な被害が出てしまいます。
※2.さび病・・・Hemileia vastatrix(ヘミレイア・ヴァスタトリクス)というカビが引き起こす植物伝性病。コーヒーノキの感染する病気の中でももっとも恐れられている。空気感染し、胞子が風に飛ばされ、雨にが降ることでコーヒーノキの葉に付着し感染する。感染したコーヒーノキは、葉の裏側に赤さびのような斑点ができ、次第に葉全体に広がり、葉が枯れる。葉が枯れ落ちた木は光合成ができなくなり、2~3年で枯れてしまう。

 その対策として、インドネシアではアラビカ種から、耐病性のあるロブスタ種※3の栽培へと切り替えられていきます。 このロブスタは、さび病への耐性が強いだけではなく、低地(300~800m)で栽培することができ、成長が速く収穫量も多かったため、 特にジャワ島ではロブスタへの転作が進みました。 そして、現在では全生産量の90%をこのロブスタ種が占めるほどになっています。
※3.ロブスタ種・・・カネフォラ種の亜種にあたる。豆の形は、アラビカ種よりも丸みを帯びており、 カフェインやクロロゲン酸が多く含まれており、苦みと渋みが強く、焦げた麦のようなクセのある香り特徴。 しかし、アラビカ種よりも風味は劣り、取引価格も非常に安く、 主に、廉価のレギュラーコーヒーの増量剤としてや、缶コーヒーやインスタントコーヒーなどの加工品に使用されている。

・現在のコーヒー栽培
  インドネシアのコーヒー生産量は、第2次世界大戦時には激減したものの、独立後には徐々に回復し、現在ではスマトラ島、ジャワ島などを中心に栽培されており、総生産量もブラジル、ベトナムに次いで、コロンビアと世界第3位の座を争うまでになっています。

 上述したようにインドネシアでは19世紀末に流行した「さび病」の影響で、生産する品種の90%がロブスタ種で、特にジャワ島で生産される「ジャワ・ロブスタ」は、 独特の苦味と香りがありブレンドやインスタント、缶コーヒーなどの加工品によく利用されています。

 その中でも、全体のわずか10%ほどではありますが、さび病の猛威をくぐり抜けたアラビカ種が、現在まで栽培され続けています。主なブランドにはスマトラ島で栽培される「マンデリン」、「リントン」、「ガヨ・マウンテン」、スラウェシ島の「トラジャ」などがあり、なかでも「マンデリン」は世界的にも評価は高く、インドネシアを代表するコーヒーとして知られています。また、「コピ・ルアク」というジャコウネコの糞から採られるコーヒー豆(スマトラ島やジャワ島、スラウェシ島などで生産)は、 とても希少性があり高級品としてしられています(「コピ」はインドネシア語でコーヒー、「ルアク」はマレージャコウネコを表す)。

・精製
  また、インドネシアでは雨が非常に多いため、通常の精製※4方法では乾燥に時間がかかりすぎてしまうため、 スマトラ島やスラウェシ島などでは、種子を覆うパーチメントと呼ばれる殻を最初に取り除き、生豆の状態で乾燥させる「スマトラ式※5」という独自の方法を採用しており、豆が深い緑をしているのが特徴です。
※4.精製・・・コーヒーの果実から豆となる種子を取り出すこと。
※5.スマトラ式・・・詳しくはこちら⇒コーヒー豆の精製方法/スマトラ式

・等級付け
  インドネシアでは、アラビカ、ロブスタ種共に300gのサンプルに含まれる欠点豆の数で格付けがなされています。 欠点豆が少ない方から「グレード1~6」と6段階となっています。

グレード
1.欠点数11以下
2.欠点数12~25
3.欠点数26~44
4.欠点数45~80
5.欠点数81~150
6.欠点数151~225

・インドネシアコーヒーのレビューはこちらから
インドネシア LCFマンデリン(堀口珈琲)

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2015/12/05(土) | 産地情報 | トラックバック(-) | コメント(0)

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